nPOPQ はウルトラライト級のメールチェックアプリで、nPOP の派生です。
本家の nPOP は今でもバージョンアップが行われていますが、nPOPQ のバージョンアップは止まってしまっているようです。
さて、メールプロバイダーの中には、セキュリティの関係で、暗号化でPOP(995)を利用する際に、TLS 1.0や1.1を利用できなくしているところが、ちらほら出てきているようで、12月から、とあるプロバイダーのメールの受信がエラーになるようになってしまいました。
SSLの設定は「自動」になっていたので、TLS 1.0から始めて、SSLv3でエラー終了という感じです。
「
SSLの初期化に失敗しました
error:14077410:SSL routines:SSL23_GET_SERVER_HELLO:sslv3 alert handshake failure
」
以下の手順でエラーなく受信できるようになったので、お困りの方はお試しください。
nPOPQのバージョンは、1.1.0 です。
1.nPOPQを終了させておきます。
2.githubにアクセスし、opensslのアーカイブをダウンロードします。
openssl-1.0.2u-i386-win32.zip
3.手順2のファイルを展開します。
4.nPOPQのEXEを置いてあるフォルダ内の以下の2つをリネームします。名前は何でもよいです。
libeay32.dll
ssleay32.dll
5.3で解凍したフォルダの中から、4の2つのファイルを、nPOPQのEXEを置いてあるフォルダへコピーします。
6.nPOPQを起動し、受信テストを行います。
手順6でエラーとなる時は、「アカウント」→「設定」→「SSLを使用するの行の設定」をクリックし「自動」になっているかどうか確認してください。
リストにはTLS 1.1や1.2が表示されませんが、たぶんこれは、npopssl.dll にその項目がないからだと思われます。
「自動」にしておけば、openssl-1.0.2u なので、TLS 1.2 からチャレンジしてくれ、うまくいくものと思われます。
ぐっどらっこ。