Googleサイトを新しいGoogleサイトに移行したときの独自ドメインアクセスエラーとSSL

2015年ころ、Google Apps(有料版のBasicプラン)でGoogleサイト(従来のGoogleサイト)を作成しました。
その後、Googleは「新しいGoogleサイト」をリリースし、2021年9月までに、新しいGoogleサイトへの移行を促していました。

そのサイトは、2021年9月以降も、「従来のgoogleサイト」として動作していましたが、
https://support.google.com/a/answer/9958187?hl=ja
で、2022年7月1日までに「新しいいGoogleサイト」への移行を案内しています。
たぶん、これが最後の猶予期間で、その後は、自動的に「新しいいGoogleサイト」へ変換されるのでしょう。

従来のGoogleサイトには、お知らせを目的に、記事を作って、その記事の一覧をトップページにかんたんに表示できる機能がありました。
ところが、これは「新しいGoogleサイト」では使えなくなります。
また、ファイルの掲載に使っていたファイルキャビネットも使えなくなります。
その他の情報は以下をご覧ください。
https://support.google.com/sites/answer/9014016?hl=ja
https://support.google.com/sites/answer/7176163?hl=ja

というわけで、このタイミングで、Google提供の変換ツールを使って、「新しいいGoogleサイト」へ変換してみました。

new_google_sites_ssl_1.png

変換後ですが、
お知らせは、標準のページに変換され、トップにあった一覧表示部分には、[動作しない埋め込み] というプレースホルダができてしまったので削除。
お知らせは、今後は掲示板ガジェットにでも移行しようと思います。
ファイルキャビネットも標準のページに変換されました。各ファイルはGoogleドライブへ移動され、作成された標準のページ内にドライブガジェットで表示されるようになりました。
まあ、これはこれでOKかな。

変換後は、「管理者のみのアクセス」の設定になっているので、「公開」に変更しましょう。

このGoogleサイトは、独自ドメインで公開していたのですが、新サイトへの変換直後から、独自ドメインでの表示ができなくなってしまいました
ドメインはお名前で管理、DNSもお名前の無料の機能を使っていました。
結局は表示ができるようになったのですが、考えられる原因は2つです。
単に、時間がかかっていただけ。3時間ほどかかって、独自ドメインのURLでSSL表示できるようになりました。
・お名前のDNSに登録してあった、www用のCNAMEが ghs.google.com になっていたので、ghs.googlehosted.com に変更

カスタムURLの状態の確認は、GoogleWorkspaceのadminコンソールの
アプリ > Google Workspace > Google サイト の設定 > カスタムURL
で、確認できます。下図の赤丸部分が「保留」の場合は、待ちましょう。

new_google_sites_ssl_3.png

そして、独自ドメインでアクセスできるようになっても、Google sitesのURLにリダイレクトされるような挙動の場合は、公開モードが管理者などに限定となっている可能性があります。

SSL証明証は
発行者
値: GTS Root R1, Google Trust Services LLC, US
です。

新しいGoogleサイトへ移行すれば、モバイル対応にもなったり、独自ドメインがSSLで利用できるようになったりと、悪いことばかりでもないので、まだ、従来のGoogleサイで運用している人は、新しいGoogleサイトへ変換しましょう。

ぐっどらっこ。