無線LAN接続のプリンターがパソコンから見つけつことができないときの解決方法のお話です。
結論から言うと、今回は、無線LANアクセスポイント装置の「プライバシーセパレーター」機能が原因でした。
この機能がオンになっていると、無線LAN接続しているデバイス同士の通信ができないため、結果として、無線LAN接続のパソコンから無線LAN接続のプリンターが見つからないという現象になるようです。
無線LANアクセスポイントの「プライバシーセパレーター」をオフにすると、パソコンからプリンターが見つかりますが、LAN内の「プライバシーセパレーター」が働かなくなるので、プリンターを有線LAN接続にするか、違うネットワークセグメントにぶら下げるかなどの対応が必要になるケースもあるでしょう。
無線LAN接続のプリンターでのあるあるですが、突然のトラブル対応依頼の場合、頭の中が真っ白になってしまって気づかないこともあるかと。
以下は顛末の詳細です。
話の始まりは、「プリンターを移設したが、つながらない」というものでした。
どうせ、ネットワークのセグメントが違ってるだけだろうと安易に考えていました。
プリンターはEPSONのEP-706A。結構年季ものです。
固定IPが設定されていましたが、パネルからはIP変更ができないので、パネルから「ネットワーク設定のみを購入時に戻す」を行って、IP自動取得に変更後、手動でWiFiの設定を行いました。
ステータスシートでは「正常に動作しています」となっていて、IPも自動取得できているし、電波状態も「非常に良い」となっています。
それなのに、パソコンからプリンターを検出できないのです。
検出は、
・PING
・設定→デバイス→プリンターとスキャナー で「+ プリンターまたはスキャナーを追加します」
・EPSONのEpsonNet Config
のどれもがNGでした。
プリンターの対応ネットワークはW-Fiのみ。なので、有線LAN接続で!という選択肢はありません。
無線LANアクセスポイントは、BUFFALOのWSR-1166DHPL2/PL(量販店モデル)。
他の端末のWi-Fi通信は問題ないし....。ん?バッファロー?
そういえば、変な機能があったなあーー。と、調べてみたら、2.4Gと5Gでの両方で「プライバシーセパレーター」がオンになっていました。
さっそくアクセスポイントへブラウザからログインして、「プライバシーセパレーター」をオフにしたら、パソコンからプリンターが見つかり、ドライバーがインストールされ、印刷できるようになりましたとさ。
おしまい。
ぐっどらっこ。