マイクロソフトのワードの「区切り」の考え方には、
ページ区切り
セクション区切り
の2種類があります。
普段、ワードを使う場合には「セクション」を意識していないと思いますが、実際は、文書は「セクション1」という1つのセクションでくくられています。
この「セクション」を意識する場合というのは、例えば、
- 用紙サイズの異なるページが文書内に混在するとき
- ある"まとまり"でヘッダ/フッタを変えたいとき
- ここまでを1ページに収めたい
...など、通常の「ページ」とは異なる切れ目で文書を管理するときです。
そして、複数のセッションが設定されている文書では、印刷の際に、ページ指定を指定する方式(1-9 とか 1,2,3)では、思ったように目的のページだけを印刷することができず、全ページが印刷されることがあります。
そんなときは、セクションを一緒に指定します。
例えば、セクション1の1ページから9ページを印刷するときは「ページ」欄に、
p1s1-p9s1
と指定します。
sの後ろの数字を調べるには、★1の方法で確認します。
自分がセクションを設定した文書は、当然「セクションを設定してある」ことがわかるわけですが、他の人からもらったワードファイルの場合、「えーっと、セクションはどんな感じで設定されているかな...」なんて最初に調べる人ってあまりいないですよね?
セクションとページがどんな感じで設定されているのかを知りたい場合は、以下の設定でステータスバーにセクション番号を表示するようにすると良いでしょう。(★1)
ぐっどらっこ。