GoogleやYahooの検索の検索結果画面で、結果の行をクリックすると、ときどき、
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という緑の丸やロボットのキャラが表示されてから、「おめでとうございます!」
や「問題が見つかりました!」といった怪しいページが表示されることがあります。
中には、あやしいjavascriptを実行させようとして、以下のような感じで、ウイルス対策ソフトを反応させてしまう場合もあります。
「
15:21:58;リアルタイムファイルシステム保護;
ファイル;
C:\Users\hogehoge\AppData\Local\Google\Chrome\User Data\Default\Service Worker\ScriptCache\a80f223092a79810_0;
JS/Adware.Adport.A アプリケーション;
削除によって駆除されました;
アプリケーションによって新規作成されたファイルでイベントが発生しました:
C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe
」
それっぽい検索結果をクリックしただけなのになぜ?
と思うかもしれませんが、これは、悪意を持った第三者が、オリジナルのサイトのコピーサイトを作成し、それをGoogleの検索ロボットにクロールさせ、その結果、Google検索からまんまと偽サイトに誘導すことに成功し、あとはやりたい放題をしているという状況なのかと思います。
検索結果内のURLをよく見ると、ホスト部分の末尾が .br だったり .ru だったりするので、ここで大まかな判断は可能です。
偽サイトの冒頭で表示される緑の丸やロボットのイラストは、
「なにやら怪しいことをしてますけどーー!!!」という、偽サイト運営者のアピールなので、これによって、閲覧者の不安を増加させるなどの効果を狙っているのではないかと想像します。
ブラウザなどに脆弱性がなければ、通常は、見るだけでは問題は発生しません。
ただし、javascriptなどで、不正行為の準備や仮想通貨のマイニングなどはさせられてしまうかもしれないので、注意が必要です。
もし、緑の丸やロボットのイラストが表示されたら、速攻でウィンドウを閉じたり、戻るボタンを押しましょう。そのままにするより、少しはましです。
完全な対処としては、常日頃からESETなどのウイルス対策ソフトを稼働させておくか、ことが起こってからの場合は、お試しバージョンのウイルス対策ソフトを導入して、全スキャンを行うのもよいと思います。
Windowsに標準搭載の「Windowsセキュリティ」では、この手の悪さには反応してくれないようです。
また、最近は、このような偽サイトが、検索結果に表示されることが少なくなってきているような気がします。Googleさんが排除してくれているのかと。
5台3年用ESET
ぐっどらっこ。