2020年の8月頃から、メールソフトであるThunderbirdから送信された「比較的長い日本語の文字列が使われた添付ファイル名」が文字化けするという現象に悩まされていました。
原因はOutlookのアップデートプログラムの不具合で、2020年11月末にリリースされた2011というアップデートでようやく直りました。
ただし、受信済みのメールの文字化け分は直りません。これから受信する分が対象です。
現象としては、メールに添付されたファイル名が、
...%6F%72%64%20%E6...
みたいに化けていたり、ファイル名の壊れ方次第では、ファイルタイプも識別できなくなってしまって、EXCELやWORDなどのアプリから開けないことも多々ありました。
下図のように化けるパターンもあります。(Thunderbirdの本文のエンコードがISO-2022-JPの場合)
これ、多くの人が困っていたと思うんです。
マイクロソフトはこのバグを3ヶ月も放置していたわけで、なんてひどい対応だろうと思う。
自分たちは1バイトの文字の文化圏だから影響なくのでまあいかという意図がみえみえ。
もう、頻繁なアップデートなんてやめてくれって言いたい。
おまけ
Officeをアップデートしても直らない!という人は、送信者が使っているThunderbirdのテキストエンコーディングをUnicode(UTF-8)に変更してもらってください。送信者側に不利益はありません。(Unicodeに対応していない古いメールアプリやWebメールを使っている場合は文字化けするかも)
設定方法は、
Thunderbirdの画面右上の三本線→「オプション」→左側の「一般」で表示される画面中程の「フォントと配色」の「詳細設定」をクリックして、テキストエンコーディングを送信・受信とも「Unicode(UTF-8)」にして、「可能であれば送信メッセージに既定のテキストエンコーディングを使用する」のチェックをオンにします。
ぐっどらっこ。