iPhoneのiOSをバージョンアップするとき、
「アカウントセキュリティをアップグレード」という画面が表示され、ついつい「アップグレード」するを選択してしまうことがありますが、これは2ファクタ認証をオンにするということです。
2ファクタ認証は、セキュリティ上はとても良い対策ですが、そのiPhone の電話番号を登録してしまうと、iPhone をなくしたり、起動できなくなってしまうと、ログインのための確認コードを受け取れなくなってしまいます。
詳細は、
Apple ID の 2 ファクタ認証
に記載されていますが、ざっくりいうと以下のような内容です。
一旦、2ファクタ認証を設定すると解除はできません。
唯一の解除方法は、2ファクタ認証設定完了直後に送られてくる「ご利用のApple IDの2ファクタ認証が有効になりました」というメールの本文中にある「以前のセキュリティ設定に戻し」リンクを2週間以内にクリックし、新しいパスワードを設定することで解除できます。ただし、以前と同じパスワードを設定することはできません。これも、残念な動きです。
もし、iPhone をなくしたり、起動できなくなってしまった場合は、
アカウントの復旧をリクエストして、アカウントへのアクセスを回復
にアクセスする内容の対処を行うと、時間はかかりますが復元ができる場合があります。
2ファクタ認証用の電話番号は、固定電話の電話番号も登録できます(固定電話の場合は音声で暗証番号を伝えてくるように指定する)が、これを唯一の電話番号にしてしまうと、外出先では困ったことになります。
というわけで、2ファクタ認証を設定する際は、登録する電話番号を何にするか?や、2つ目の電話番号(ここに家電)を登録するなどを検討すると良いと思います。
ぐっどらっこ。