独自ドメインを設定したレンタルサーバーのメールアドレスを、Gmailに設定して活用している人も多いと思います。
例えば、さくらのレンタルサーバーは、ウェブメールサービスでHTMLメールの閲覧ができないので、Gmailが代わりにそれを行ってくれるのは、本当に便利です。
また、Gmailの迷惑メール判定機能も素敵な機能です。
短所としては、Gmailからレンタルサーバーへの受信間隔を自分の希望の間隔に変更できない(間隔は数分から30分くらいと長い)とか、レンタルサーバーのメールボックスからの削除は「する」か「しない」のどちらかしかない(受信から○日以上経過したメールは削除という機能がない)などがありますが、まあ、それを補って余りあるメリットがあると思います。
そんな便利なGmailの「他のメルアドの受信ができる」機能にあわせて、そのアドレスを送信元としてメール送信するために、「名前」機能で、そのレンタルサーバーのSMTPサーバーを使う設定をしている人も多いと思いますが、そのメルアド宛にもらったメールに返信しようとすると、「メールの配信エラー」というエラーで送信できなくなったことはありませんか?
「メールの配信エラー」にはいくつかの原因の可能性がありますが、今回は、
TLS Negotiation Failed, the certificate doesn't match the host.
というエラーについての解説です。
送信できなかったことは、Mail Delivery Subsystemという差出人からの、
「
メール配信エラー
[名前] の機能を使用して、別のアドレスまたは別のエイリアスからこのメールを送信しようとしています。[名前] のアカウントの設定に誤りがあるか、設定が最新の状態ではありません。
設定を確認して、もう一度送信してみてください。
」
というメールでわかるわけですが、重要なのは、そのメッセージの下に書いてある「応答」欄の英文です。
今回は、
TLS Negotiation Failed, the certificate doesn't match the host.
についてですが、この意味はというと、
「TLSの照合エラーです。証明書がホスト名と一致していません。」
といったところで、
何がいけないのかというと、下図の①に指定したホスト名がだめなのです。
このエラーが発生する人は、「名前」ブロックの該当アドレスの設定を確認してみてください。
(歯車→すべての設定を表示→「アカウントとインポート」タブの「名前」ブロック)
たとえば、独自ドメインが example.com であったとすると、
その独自メイン example.com、または、mail.example.com と設定してあったら、それは間違いです。
さくらのレンタルサーバーでは、契約時に初期ドメイン XXXXXX.sakura.ne.jp というものが提供されますが、その初期ドメインを①の部分に指定します。
XServerなら、svXXXXX.xserver.jp という感じの文字列です。
設定前に、メールのパスワードを確認しておきましょう。
ぐっどらっこ。