国立情報学研究所(NII)が、2020年5月7日に、
データダイエットへの協力のお願い:遠隔授業を主催される先生方
というタイトルで、主に大学の先生方に向けたお願いのメッセージを発信しています。
・オンライン授業は通信量(データ量)が極力小さくなるように工夫しましょう。
・空いた通信回線の容量は、小学校低学年などFace-to-Faceが必要となる教育や障がい者への合理的配慮など必須の分野へ使ってもらいましょう。
本当に通信量を必要とする小学校向けにインターネットの通信量を減らしてあげましょう!という趣旨なのですが、ダイエットする側にも、メリットがあります。
オンライン授業(ビデオ会議)を円滑にすすめるためにいちばん重要なことは、「相手の声が途切れることなく明瞭に伝わること」です。通話中に、声が途切れたり、遅延、聞きづらかったりすると、話の本題以前に気が通信品質の方へ行ってしまい、授業に集中しづらくなります。
データダイエットは、必要とする人へ回線を渡してあげるだけでなく、自分たちの授業に参加するすべての人がスムーズに授業を進められるというメリットをもたらしてくれます。
上記のNIIのページには、データダイエットの具体的な方法が書かれていますが、その中でも、
・画面共有による資料提供中心の授業は通信量が大幅に少なくなります。先生が黒板の前で動き回る授業はデータ量が非常に増えます。
は、最大のポイントです。
こうすることで、同時に多くの先生がオンライン授業を行う学校のインターネット回線を圧迫すことなくオンライン授業を開催できるのです。
話変わって、
4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム
には、オンライン授業に関するいろいろなヒントが書かれていますので、ぜひ読んでみてください。
ぐっどらっこ。