Windows10 1809のパソコンから、バッファローのBHR-4RVルーターに設定したPPTPサーバーへ接続しようとしたら接続できず、少しハマったのでメモ。
最初に、パソコンにVPNの接続設定を行ったところ、接続設定は作成されるものの、接続設定アイコンに「利用不可能 - デバイスが見つかりません」と表示され、設定変更しようとすると「予期しないエラーが発生しました」となります。
デバイスマネージャーで確認すると、通常あるはずのWAN Miniport(PPTP)がありません。
原因は、Remote Access Connection Managerというサービスが依存関係の問題で起動していなかったことでした。
その依存関係のサービスは「DNS Client(Dnscache)」なのですが、Dnscacheのプロパティ画面の表示項目がグレーアウトしていて何も操作ができません。この時「スタートアップの種類」は「無効」でした。
Dnscacheが開始されていないと、たとえば、ipconfig /flushdns というコマンドが
Could not flush the DNS Resolver Cache: 関数は実行中に失敗しました。
というエラーとなり実行できないなどの不都合が発生します。
今まで、よくこんな状態でパソコンを使っていたなと思ったり思わなかったり。
話戻して、
Dnscacheが開始できないのはDnscacheのレジストリの権限設定あたりが原因(NetworkServiceへフルコントロールを付与したけど効果なし)と思われますが、とりあえず、regeditで「スタートアップの種類」を無効(4)→自動(2)に変更してパソコンを再起動したところ、Dnscacheサービスは「開始」となりました。
「\HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\Dnscache\Start」
を4→2に変更。
次に、
Remote Access Auto Connection Manager
Remote Access Connection Manager
Telephony
の3つのサービスを開始させて、ついでにこれらの「スタートアップの種類」を「自動」に変更しました。
さて、これでVPNの接続設定は作成できたのですが、ルーターへ接続すると、今度は、
「PPP リンク制御プロトコルを終了しました」
エラーで接続できません。
PPTPのセキュリティ設定がまずいようなので、コントロールパネル→「ネットワークと共有センター」→「アダプターの設定の変更」から、作成済みのVPN接続アイコンを右クリックして、プロパティから「セキュリティ」タブの「データの暗号化」を「暗号化が必要(サーバーが拒否する場合は切断します)」に変更します。
PPTPサーバーは「MS-CHAPv2」なので「Microsoft CHAP Version 2」なので、その項目のチェックボックスをオンにしました。
以上の設定でVPN接続ができるようになりました。
ぐっどらっこ。