命は神様に病気は先生に

Dr.コトー


わしゃあ、島を離れたくないから、
あんたに手術を頼んでるわけじゃない。

それもあるよ、もちろんそれもある。

長い間、丹精こめて耕してきた土地だからなあ・・・

でもなわし、先生のことが好きだ。

孫が先生のこと好きなように
わしも、あんたのことが好きだ。

もし、わしが、死んでも
あんたの手にかかって死ねるなら、本望じゃ・・。

命は神様に
病気は先生に、だ。

命のことは神様にしかわからん
だったら、病気は先生に。

そして、あきおじが死んだ後、
コートにあてた手紙をコトーが読む。


コトー様
 夏涼しく
 冬暖かい
 わしの自慢は
 西瓜と草履
 人生でこのふたつ
  あきおじ